クレジットカード選びのポイント教えます:クレジットカードの基礎知識

一番便利な支払手段、クレジットカード。今や年会費無料でも充分な機能を備えています。本サイトでは多数あるクレジットカードの中からあなたにあったカードを選ぶお手伝いを致します。

クレジットカード債務免除制度とは

クレジットカード債務免除制度とは、カード所有者が死亡または重度障害になった場合に、それまでのカード利用残金が免除される制度です。住宅ローンを借りる場合に団体信用保険に加入すると思いますが、それのクレジットカード版と考えてよいと思います。ただ、クレジットカード債務免除制度の場合は、団体信用保険と異なり、通常カード保有者の追加負担はありません。残された家族には負担を残したくないので、こんな制度があったらありがたいですよね。

ただ、現在この制度のあるクレジットカードは日本では楽天カードだけのようです。楽天カードでは「ifサポート保険」と呼ばれています。少し前まではNICOSカード(およびその提携カード)も「クレジットセイバー」という名前で同様の保障を提供していましたが、現在はなくなりました。おそらく消費者金融各社が借手に生命保険をかけていたのが問題となった余波がこんなところにも現れたのではないかと思われます。

追記:楽天カードも2007年6月末で「ifサポート保険」が廃止になりました


スキミングとフィッシング

「クレジットカードを持つのは怖い」と思われているのは、クレジットカードの情報が盗まれて、自分の知らない間に利用される可能性があるからです。ただ、この点は本来必要な署名を省略して決済をしている業者側の責任、盗難保険やネットプロテクション保険の存在などをかんがみると、煽られている程ではないのですが、それでも最近耳にする「スキミング」や「フィッシング」ではカード番号のみならず、細かい個人情報や暗証番号等まで盗まれる可能性がありますので、やはりできる対策はやっておくに越したことはないでしょう。

「スキミング」とは、クレジットカードの裏面の黒い帯のような磁気ストライプを、特殊な機械(加盟店でカード使用時にカードを通す機械と似たような機械)で読み取る犯罪行為をいいます。読み取られた情報を元にニセカードが作られ使われます。本物のカードはちゃんと本人の手元にあるので、不正使用の事実になかなか気がつかず、損害額が拡大する危険性があります。昔は海外の胡散くさいお店でカードを利用すると、店の奥にカードを持っていかれてカードの情報をコピーされる、程度でしたが、最近は日本でも行われ、某ゴルフ場のロッカーで行われたスキミング事件は耳目を集めましたね。あそこまでいくとどうしようもないというか、カード付帯の補償等に頼るしかないですが、少なくともわけのわからない店ではカードを使用しないとか、使用する場合でも常にカードを注視しておく等の対策はとれるでしょう。また、従来型の磁気ストライプを記憶媒体とするクレジットカードではなく、情報をコピーしにくいIC型のクレジットカードに乗り換えれば、少なくとも今のところは安心だと思います。

「フィッシング」は、オンラインショッピングをする人がターゲットにされる犯罪で、
例えば犯罪者が有名サイト(例えば、楽天)とそっくりのサイトを作り、そこに被害者を誘導してカード情報を入力させることにより、カード情報を取得する犯罪です。これに対しては、まず最低限の注意としてSSL(Secure Socket Layer)と呼ばれる暗号化技術で入力情報が守られているサイトでしかクレジットカードを使用しないようにすべきです。SSLを採用しているかどうかは、情報を入力する画面を開いたときに、ブラウザー右下に錠(ロック)のマークが出ているかどうかで確認できます。また、その錠(ロック)のマークをダブルクリックすると、そのサイトの電子証明書が確認できますので、その証明書が間違いなくそのサイトのものかどうかも確認しておきましょう(犯罪者が本物サイトとは別のドメインで電子証明書を取得している可能性もありますので)。電子証明書は非常に高度な技術によって保護されていますので、今のところ少なくとも日本では電子証明書の偽造がされた事件はありません。


申込資格によるクレジットカードの分類(グレード)

クレジットカード発行会社は多くの場合、一社で複数の種類のカードを発行しており、それぞれ申込資格やサービス内容が異なります。

○一般カード(クラシックカード)
クレジットカードのラインナップの中で最も基本的なカードで、申込資格も比較的緩やかで、年会費も無料もしくは年間千円台であることが多いようです。もっともこれはVISA、Master、JCBでの話であって、アメリカン・エキスプレスやダイナーズの場合は一万円以上します(これらは一般カードに分類しない方がいいかもしれませんね)。
また、一般カードと利用限度額等は変らないものの、付帯サービスを充実させたカードを一般カードとは別に発行している会社もあります(当然年会費は一般カードより高い)。「三井住友VISAエグゼクティブカード」や「JCBグランデカード」等がこれにあたります。
一般カードでも(たとえ年会費無料カードでも)、利用限度額は保有期間が長くなれば徐々に引き上げられて80-90万円程度にまでなることも多く、また付帯サービスも十分すぎるほどあるカードもありますので、特定の目的がなく、ステータスシンボルもいらないのであれば、私は一般カードで十分だと思います。

○ゴールドカード
それなりの属性を持つ顧客を対象に発行される高付加価値サービスのついたカード。その名のとおり一般に券面が金色です。利用限度額は一般カードより高目に設定されています。また、ゴールドカードの保持者は一般に、空港での有料ラウンジの無料利用やカード会社によるホテルや娯楽施設の案内・予約代行等のハイレベルなサービスを利用する事が出来ます。
その分年会費はかなり高めで、申込資格も厳格です。目安としては、30代で年収500万円以上とよく言われますが、この点はカード発行会社やカードの種類などによって大きく異なります。
また、一般にゴールドカードの年齢要件に引っかかるような20代のヤング・エグゼクティブ等をターゲットとする「ヤング・ゴールドカード」を発行するカード会社もあります。

○プラチナカード
ゴールドカードのさらに上をいく、年会費もサービスも桁違いのエグゼクティブ・セレブ向けクレジットカードです。通常プラチナカードはこちらから申込むものではなく、カード会社が優良会員に対して特別に付与するという位置づけになっています(「セゾン・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」は性格が違うようですが)。

○ブラックカード
プラチナカードでも満足しないような上客のための、現時点で最上位クラスのクレジットカードがブラックカード。その名のとおり券面は黒色です。このカードもプラチナカード同様、カード会社から特別に付与されるもので、クレジットカード会社のオフィシャル・ホームページを見てもこのカードの情報は掲載されていないのが通常です。現在、アメリカン・エキスプレスの「センチュリオン・カード」、シティカードジャパンの発行する「ダイナースクラブ・プレミアムカード」、SBIカードの「SBIワールドカード」(国際ブランドはMasterCard)、ジェーシービーの「JCBザ・クラス」があります。

○学生向けクレジットカード
一般カードは学生では作れないケースもありますが、他方で18歳以上の学生等向けに発行される学生向けクレジットカードがあります。このタイプは在学中の年会費が無料であることが多く、利用限度額は低く設定されている一方、一般カードよりも海外旅行保険などの付帯サービスが充実しているものが多いという特徴があります。クレジットカード会社からすれば、学生のうちに将来の見込み客を囲い込んでおくという狙いがあります。

○法人クレジットカード
法人を対象に発行されるクレジットカードで、法人の希望に応じて複数枚発行され、利用限度額が(法人全体の限度額に加え)部署単位でも設定される等の特徴があります。法人にとっては、交際費・出張費の細かな出費のたびに現金清算する手間を省け、また利用内容が明細によって確認できる等のメリットがあります。また、空港ラウンジの利用や旅行傷害保険の付帯など、ゴールドカードに準じた扱うを受けられることが多いです。


クレジットカードの追加カード―家族カードとETCカード

クレジットカードの申込みが承認されるとカードが1枚送られてきますが、その本カードの他にいくつか別のカードを作ることができ、それらを追加カードと総称しています。追加カードには家族カードやETCカードが挙げられます。

家族カードとは、その名のとおり本カードの保有者(カードホルダー)の家族が使うことのできるカードです。但し、あくまでも本カードに付随するカードであって、利用限度額は本カードと共有であり、本カードが失効すると家族カードも使えなくなるというのが通常です。反面、家族カードの発行は無審査で行われることが多く、また、本カードが有料であっても家族カードは低額もしくは無料で発行されることが多いので、使い方によっては年会費の節約にもなります。さらに、ポイントは合算されるので、ポイントを貯めようとお考えの方には魅力的ですし、付帯保険がある場合は、家族で別々に填補限度額が設定されることが多いようです。クレジットカード会社にもよるかもしれませんが、家族が複数の場合は、複数家族カードの発行を受けられると思います。

ETCカードとはETC、すなわち自動車高速道路の自動料金支払支払システムの清算に使われるカードをいいます。ETCを利用するためには、車載機にこのETCカードを差し込まなければなりません。一般のクレジットカードが同時にこのETCカード機能を持つ場合もまれにはありますが、一般にはETCカードは一般のクレジットカードとは別に発行されるので、ETC専用カードとも呼ばれます。ETC専用カードで一般にお店でショッピングすることはできませんし、一般のクレジットカードを車載機に差し込むことも普通できません。ETC専用カードは、大抵のクレジットカードの追加(付帯)カードとして発行を受けることができ、大抵の場合は無料です(一部有料の場合もあります)。


発行会社によるクレジットカードの分類

クレジットカードは、発行会社によっていくつかに分けられることがよくあります。この分類が違うからといって主たる機能である決済機能や、ポイント制、付帯保険等が異なるわけではありませんが、各カード特有の割引・優待等は分類ごとに大きく異なります。

流通系
百貨店、大手スーパー等のグループ会社が発行するクレジットカード。メイン・ビジネスである百貨店、大手スーパー等での売上を挙げる手段という位置づけもあり、年会費が無料であることも多いです。また、所定の日の買物が数パーセント割引になる特典もついている場合が多いです。西武系のセゾンカード、ジャスコ、サティ、ビブレを中心とするイオンカード、ダイエー系のOMC(オーエムシー)カード等が流通系に属します。
最近増えてきたのがコンビニのポイントカードを兼ね、コンビニでの少額利用にも使えるクレジットカードですが、これらのカードもこの流通系に属します。

銀行系
銀行その他の金融機関のグループ会社が発行するクレジットカード。
DCカード(DCはダイヤモンド・クレジットの短縮語で、三菱銀行系です)、三井住友VISAカード、UFJカード、シティカードなどがこれに含まれます。外資系のシティカードを別にすると、提携カードでないかぎり基本的に有料でやはり少し敷居が高く感じます。
最近DCカードとUFJニコスが合併したのが大きな話題でしたね。

信販系
元々割賦販売において購入者に代わって販売店に代金を一括支払し、購入者からその代金を月々回収することを業とする信販会社が、クレジットカードに参入したものをいいます。日本信販(NICOSカード)、オリコカード、ライフ(LIFE)カード、セントラルファイナンス(CFカード)、ジャックスカード、アプラスカード等がこれにあたります。(*NICOSカードはUFJカードと合併し、さらに最近DCカードとも合併して「三菱UFJニコス」になりましたね)

石油会社系
石油会社(のグループ会社)が発行しているクレジットカード。ガソリンスタンドなどでの割引特典や、ロードサービスの付帯といった優待が充実しています。コスモ・ザ・カードや出光まいどプラスカードがこれにあたります。